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結婚式での主賓のスピーチは“関係性の証明書”みたいなもの

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以下アップしました。

結婚式での上司スピーチ ─「短い」はアリか?

 
結局のところ、「短いのかな」と感じるということは、その時点で、話の内容に自信が持てていない、あるいは充実感に欠けていると無意識に感じているというサインだと思います。つまり、それは時間に対する懸念ではなく、中身の密度に対する不安なのですよね。

そしてこの感覚は正しいです。なぜなら、もし内容に自信があれば、「短いけどこれで伝わる」と思えるはずだからです。そう思えないということは、たとえ時間的には許容範囲であっても、「中身が薄いまま完成させてしまった可能性がある」ということになります。

それは、そのままは使えないですよね。

 
結婚式という場でスピーチを託される「主賓」とは、形式的な肩書きではなく、その人の人間性や関係性への信頼を背景に選ばれている存在です。だからこそ、「この内容で本当に伝わるだろうか」と自問し、見直す姿勢こそが、祝う側の責任であり、最低限の礼儀とも言えます。

時間が短くても、言葉が少なくても、その裏にどれだけの思考と温度が込められているかが伝われば、立派なスピーチになります。でもそれを自覚せず、ただ短いものを「これでいいか」と流してしまうのは、たしかに主賓という立場にふさわしい態度とは言えません。

結局、スピーチは“関係性の証明書”みたいなものです。というと少しオーバーですが、主賓の立場としてこのくらい思っておくことで、おのずとスピーチに厚みが増してくるのかなと思います。

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